■山形有朋銅像■
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明倫小学校を国道191号線ぞいに、東へ200メートル歩くと、馬に乗った軍人の銅像が見えます。 この像は、山形有朋の銅像です。
山形有朋は1838年(天保九年)に、 中間
の身分である家で生まれました。 中間というのは、 足軽の身分より低い身分です。
足軽以下は 士の身分でありませんので、
藩校明倫館の入学資格はありませんでした。
山形有朋は、身分を問わない、学びたい者は誰でも入れる 松下村塾で学びます。
その後、討幕運動、明治維新と活躍し、明治時代、大正時代にかけて、軍人として日本の重要な人物になりました。 また、政治家としても重要な地位に入り、二度ほど内閣総理大臣に就任しています。
一方、この銅像を造った北村西望は1884年(明治十七年)に長崎県で生まれ、百四歳までの天寿を全うした人でした。 現在、長崎市の平和公園にある長崎平和祈念像は北村西望の最も有名な作品です。
山形有朋像は1930年(昭和五年)に完成し、最初は東京の霞ヶ関の陸軍大臣官邸に置かれていましたが、 上野公園、井の頭彫刻園と場所を替え、現在は萩市のこの位置にあります。
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