■唐樋地蔵堂■ 御成道マップ
萩循環まぁーるバスマップ
ホテル好日館の南、駐車場のところを東に向かう狭い道があります。 この道は、
溝部横町 といわれています。横町を100メートル歩くと、唐樋地蔵堂があります。
地蔵堂は、以前は今の税務署の場所にありましたが、昭和二十四年に現在の場所に移されました。 この地蔵堂は、今でも、地元の人々に厚く信仰されていて、願いごとが、よく叶うといわれています。
地蔵堂の中に入ると、古い絵が掲げてあります。 これは白虎隊自刃の図といわれる、 戊辰戦争
の時に、会津で自害した武士の子ども達の最後の姿です。
今(平成十六年)から百三十七年前、明治時代の始まりとともに、 日本は二つに分かれて戦争をしました。戊辰戦争といわれる戦争は、
徳川幕府方に味方していた藩が、明治新政府に従っている軍隊によって、潰されていきました。 会津藩は、徹底的に明治新政府の軍隊に抵抗した藩です。
長州藩は明治新政府の軍隊に属していますので、会津藩にとって、長州藩は憎い敵でした。
なぜ、白虎隊自刃の図が、長州の城下町であった萩にあるのか、よく分かっていません。
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