■旧湯川家屋敷■ 藍場川マップ
桂太郎旧宅より、
20メートル歩くと、旧湯川家屋敷があります。旧湯川家屋敷は、藍場川の最も上流にあります。というのは、 この屋敷は、藍場川の水の管理をしていたからです。江戸時代の地図をみると、「樋番(水門の番人)」と
書いてあります。
この屋敷の一番の特徴は、やはり、藍場川の水の使い方です。 まず、川の上流から、自分の土地に水を引き込み、 庭の池を作っています。
そして、この池から出た水は、建物の下をくぐって台所に流れます。 台所の真ん中は水ぎわまで降りられるようになっていて、 ここで水を汲んだり、
野菜を洗ったりすることができます。こうしたしくみを「ハトパ」と呼んでいます。
「ハトバ」で使った後の水は、再び藍場川に戻ります。 また、風呂場にも小さな「ハトパ」があって、水を汲むことができます。
こうした、藍場川の流れを利用した家の作り方を旧湯川家屋敷では充分にみることができます。
【旧湯川家屋】市指定史跡
(有料100円)で公開されています。また、ボランティアガイドの説明も受けられます。
無料駐車場・車椅子用トイレがあります。(大型バスは通行不能の場所です) |